ホテルの歴史Hotel history

Inn for writing "Ukigumo"林 芙美子「浮雲」執筆の宿

当ホテルは小説家 林 芙美子が小説執筆のため、1950年4月27日に滞在した宿です。
当時は「安房旅館」という宿名であり、ここを拠点に安房森林鉄道に乗るなどして島を取材。
屋久島などを舞台にした長編小説「浮雲」を執筆されました。
当ホテルの1階入口前には林 芙美子の展示パネルを、フロント玄関前には記念碑を設置しておりますので、ご宿泊の際はぜひご覧ください。

林 芙美子

1903年(明治36年)12月31日(戸籍上)門司で生まれる。本名フミコ。
代表作に「放浪記」があり、当ホテルに滞在し長編小説「浮雲」を執筆。
1年後、1951年(昭和26年6月29日)47才で永眠。

Anbou Suspension Bridge Anchor安房吊り橋のアンカー

2018年3月、当ホテルの従業員が営業開始に備え館内の清掃をしていた際に、小部屋の床板を踏み抜いたため床板を剥がしたところ、1975年(昭和50年)6月まで当ホテル付近に設置されていた「安房吊り橋」のケーブルを支えていたアンカーレイジ(吊り橋のワイヤーを固定する箇所)が発見されました。
これは島民の記憶にある安房吊り橋がたしかに存在していたという唯一の証であり、この痕跡を保存し、多くの人が懐かしみ喜びになればとの思いで記念の看板を設置しております。
当ホテル1階入口から入って右側にございますので、見学されたい方はフロントへお申し付けくださいませ。

About the ownerオーナー「平田 和文」について

オーナー「平田 和文」について

2002年に日本百名山を当時最速記録である66日で達成した平田 和文が当ホテルのオーナーを務めております。
この挑戦は2002年7月7日、長野県と岐阜県の境にある乗鞍岳(3,026m)の登山から始まり、まずは北アルプスなどを踏破。その後北海道に渡り南下を続け、2002年9月10日、故郷である屋久島の宮之浦岳(1,935m)に登頂。それまでの記録であった76日を10日縮めた66日で当時最短記録での踏破に成功しました。
また冒険家としての経験も豊富であり、2001年3月には南米のパラナ川(2,000km)での単独カヌー川下りを37日で成功。当時世界初の快挙でした。
このような冒険家としての登山やカヌーの経験から、当ホテルでも登山やカヌー、カヤックの情報をご提供しております。
ご宿泊の際はぜひ海・山・川のレジャーをお楽しみくださいませ。